【取材・後編】ドーミトリーJOBフェアについて穴井氏へインタビュー!

ドーミトリーJOBフェア実行委員会

2024年12月19日 17:32



こんにちは!ドーミトリーJOBフェア実行委員会の川本です。
前編に引き続き、後編も活動報告にアップしていきます。



川本:
ご自身もセカンドキャリアに向け「学び直す」ことを決断されたとのことですが、そのなかで感じられたことは何ですか?

穴井氏:
彼らの就職活動について難しさはすごく感じましたね。
柔道の成績で全国優勝や、関西で優勝したという選手は、柔道を続けられる企業様から勧誘していただき、スムーズに内定にたどり着くのですが…ほとんどの選手が勧誘されることはありません。



川本:
いわば「就職難民」になってしまう可能性があるということでしょうか…?

穴井氏:
最悪の場合、そうなってしまう可能性もあります。
柔道を続ける道以外の“次の人生”を歩まなけらばなりません。そういった場面に直面して、初めて学生は不安になるのです。

川本:
想像しただけで不安になりますね。

穴井氏:
監督は、選手の出口を確保することも仕事です。私自身も、学生の就職を手助けするために様々な活動をしてきました。いろんな企業様とお知り合いになること、また就職先を開拓していくことも重要な仕事なのです。



穴井氏:
各学年20数名いるのですが、各々の将来の相談を受け、出来る限りその希望に応えられるように調整し、次のステージに送り出してあげなければなりません。
監督業務は、入学までのスカウト活動、入学後の強化、そしてそれと同等なくらい卒業後の進路確保も重要な仕事なのです。

川本:
穴井さんがいてくれて救われる学生さんが沢山いると思いますが、ひとりで行動するのってすごく難しいのではないですか?

穴井氏:
もちろん、一人で動くことには限界があります。
このような相談をOBの先輩にしたところ、「社会は体育会系学生(以下、アスリート学生)を求めている」という声を聞きました。
最初は訝しげな気持ちでしたが、その先輩を通じて様々な方と出会うにつれ、アスリート学生が求められていることを実感しました。

川本:
どのようなところでアスリート学生が評価されているのでしょうか?

穴井氏:
アスリート学生は、常に「元気よく挨拶ができる」と評価をいただきます。もちろん、その裏腹に「社会をあまりよく知らない」と思われていることも理解しています。



穴井氏:
しかしながら、体育会系学生は「元気があるだけ」ではありません。一つの目標に向かって最後までやり抜く強い精神力を持っています、目標に向かって取り組む、やり抜く姿勢は体育会系以外の学生より“強み”だと思います。
加えて比較的いろんな方々と接しているので、社会に溶け込める素直さを持ち合わせていると思います。

川本:
そんなアスリート学生の未来を明るくするのが「ドーミトリーJOBフェア」ということですね。

穴井氏:
本企画は私たちの「出口の確保」という指導現場の一つとなりの現場で起きる悩みを、ある意味で解決してくれる企画です。
企業様側もアスリート学生を抱える側も、お互いに“求めているけどその場がない”のです。その手の届かない痒い所をセッティングしてくれる企画と考えたら面白いなと感じます。
応援のほど、よろしくお願いいたします。



ここまでお読みいただきありがとうございました!
後編では「ドーミトリーJOBフェア」を立ち上げたきっかけや誕生秘話等を更に掘り下げました。

クラウドファンディング終了まで残り76日。応援のほどよろしくお願いいたします!


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